玄米酵母液(万能酵母液)とは、玄米(胚芽)にいる酵母菌にエサとなる黒砂糖などを呼び出し発酵させたもの。玄米酵母は熱しても死なない、不死の菌と言われています。
酵母は腸内環境を整える善玉菌として働きます。他にも善玉菌として働く乳酸菌もあります。
では酵母と乳酸菌の違いは?
・どちらも糖をエサとするが、乳酸菌は乳酸を生成し、酵母はアルコールと炭酸ガスを生成する。(悪玉菌抑制にはアルコールと炭酸ガスが重要)
・乳酸菌は大腸で、酵母は小腸と大腸で働く。
・乳酸菌は細胞核がないため、胃酸で死んでしまうが、酵母は細胞核があるため胃酸に負けず、腸まで生きて届く。
だそうです。
また、混同しがちな酵母と酵素についてですが、
・酵素はタンパク質。(菌ではない)
体内で起こる化学反応(消化・吸収・分解、排泄、代謝)を引き起こすための触媒となる高分子タンパク質。生きていく上で不可欠なもの。
・酵母は微生物。
酵母が糖からアルコールと炭酸ガスを生成し発酵という作用を起こす。また酵素を生成する、酵素の母、ともいわれる。
玄米酵母液のよいところは、安価で作れて難しくないところです。
必要なのは、普通の水、黒砂糖、粗塩、玄米、そして種菌だけ。
ヨーグルトと同じように、最初に種菌を入手すれば、それを使って発酵を継続できます。